
国際配送時の配送料金は、その荷物の ” 請求重量(請求対象重量)” によって確定します。
日本国内で貨物を送る際、配送会社の方が貨物の重量と、貨物の3辺のサイズを測っているのを目にしたことがあるかと思います。
それと同様に、航空輸送でも、貨物の重量と箱のサイズを計測します。
それにより実重量・容積重量の二つの重量が算出され、どちらか値の大きい方が請求重量として適用されます。
では、実重量と容積重量の違いはなんなのでしょうか?
以下では、実重量と容積重量の違いに加え、実際に荷物を送る際の計算方法も記載しています。
実重量と容積重量の違いとは?
実重量はその名の通り、出荷する荷物その物の重さの事です。
一方、容積重量は、発送貨物の3辺をかけた値を5000で割った重さの事です。
実重量 : 箱の重さ
容積重量: 縦(cm) × 横(cm) × 高(cm) ÷ 5,000
仮に、3辺サイズ40/40/50(cm)のダンボールを送る場合の容積重量は、
40(縦)×40(横)×50(高さ)÷5000=16kg となります。
複数小口発送のケース
発送貨物が1個口の場合は、1貨物の各重量を算出し比較をすれば請求重量の確定は容易です。
しかし、複数個口(2カートン以上)発送の場合は、配送会社によって請求重量の算出方法が異なるので注意が必要です。
主要クーリエ3社の計算方法は以下の通りです。
<UPS・FedEx>
各箱毎に請求重量(容積重量・合計実重量のうち値の大きい方)を算出し合算
<DHL>
容積重量・実重量の総合計を算出、値の大きい方の重量が適用
容積重量を考慮する必要がないケース
国際郵便(EMS)の場合は、容積重量の概念はなく、実重量がそのまま請求重量となります。
EMSは本来は個人消費目的用の配送手段なので、越境ECにおいては使うことは無いかもしれませんが、頭の片隅に入れておくといいかもしれません。
まとめ
請求重量に関してしっかりとした理解がないと、知らない間に利益率が少なくなっているケースが起こりかねません。
また、重量以外にも、海外配送に適した資材を用いて梱包する事も重要な事柄の一つです。
以下記事では、弊社が推奨する、海外配送に適した梱包資材をご紹介しているので、よろしければご覧下さい!
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投稿者プロフィール

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株式会社グローバルブランド 越境EC事業部。テレ東WBS出演|日経1面掲載|
米国アマゾン評価10000件超。uk5000超。海外物流200万件突破。オンラインxオフライン。米国現地営業。グローバル商品開発。営業拠点:名古屋|東京|米国|英国。生産拠点 日本|米国。
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