税務知識と法務知識の最低ライン

 

 

今回の記事では越境ECで必要な税務知識と法務知識の最低ラインを解説していきます。

基本的に詳細ではなく、抑えるべきポイント得られるメリットを説明していきます。

 

 

法務(レギュレーション)知識

【輸出規制(航空便の場合)】

航空機による爆発物等の輸送基準等を定める告示というルールがあり、こちらの製品類はNGとされております。

基本的に航空便を利用する越境ECに関しては該当になるかと思います。

 

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火薬類、高圧ガス、引火性液体、可燃性物質、酸化性物質、毒物性物質、放射線物質、腐食性物質、有害性物質、凶器、銃刀法関連(キッチン関連は可)、医薬品、ポルノ、アダルト、生もの、生き物、アルコール飲料(ノンアルコールビールを含む)

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伝達性海綿状脳症(TSE)に係る検体については、特定の条件を満たす場合は、航空機による輸送が可能なことがあります。

鉄砲、刀剣等の「凶器」も航空機による輸送ができない可能性があります

 

【輸入規制】

輸出時はもちろんですが、輸入時も送り方次第では現地の法律に従わなければならないケースがあります。

輸入時の通関種類で要件が変わるのですが、細かく話すとわかりにくくなってしまうので、基本的に「郵便で送る場合」と「それ以外で送る場合」で区別します。

輸送に関しては販売方法や商品に依存する形で決定されることが多いので、詳細はこちらでも説明しております。

販売方法の種類

 

特に食品や医療関連品など、日本の厚生労働省管轄の商品は事前に認証を取らなければいけない可能性があり販売方法、発送方法によっては認証義務が発生するので注意が必要です。

もちろん、出荷する際の伝票の書き方も注意点が出るケースもあるので、重ねて確認をしましょう。

 

 

税務知識

【国内/還付】

越境ビジネスで最大の利点でもある、消費税の還付。

仕入れ値はもちろん、基本的に経費にあたる部分までの消費税の還付が可能です。

経営的には今後の増税に強い味方となるでしょう。

更に越境ECモールの場合、発生する手数料での還付もあり、見逃しがちな観点なので、しっかりチェックしていく事が必要です。

 

また輸送時のインボイス伝票に記入する商品価値もポイントです。

こちらは関税を決定するための要素になる金額なのですが、B2Cの場合は販売価格を記入する必要があります。

関税を安くするために販売価格の仮に半額等にしてしまうと還付が取り消しになってしまう可能性もあるので注意が必要です。

 

アンダーバリューで消費税還付が取り消し!?最新の裁判事例を解説してます

https://www.globalbrand.co.jp/under-value-and-consumption-tax-refund/3294/

その他細かい税金に関してはこちらで解説をしております。

https://www.globalbrand.co.jp/category/amazon-export/tax/

 

【関税】

輸送時にかかる関税は重要なコスト算出のポイントです。

予想外に多い関税が発生して利益が飛んでしまったというのはよく聞く話です。

基本的に郵便で配送する場合は発生しないことが多い

そのため、特にバルクで配送(アマゾンのFBA等)する場合は事前に確認することが必要です。

関税は国によって異なることも有、また、場合によっては無税の可能性もあります。

例えば、アメリカに送る場合、下記カテゴリーは無税として取り扱われております。

 

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玩具

手工具(種類によっては0%ではないケースあり)

シャンプー等髪の毛用のもの

化粧品(例外有)

一部のカメラパーツ

寝具

一部の家具

自転車部品付属品

電化製品

一部のトレーニング用品

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関税に関しての記事を書いてますのでお時間ある際にご覧ください。

損してるかも? 変わる関税率とHSコード

https://www.globalbrand.co.jp/custom-rate-and-hs-code/3093/

 

【国外/VAT等】

欧州や一部アジアに販売を行い場合、VATという税金が発生します。

基本的にセールスVAT、インポートVATが発生し、各国ごとに要件が違うケースが多いのが特徴です。

基本的に郵便で配送する場合は発生しないことが多い(発生する場合はバイヤー負担でクレームになるケースも)

そのため、特にバルクで配送(アマゾンのFBA等)する場合は納税が発生するので細かい知識が必要です。

今後欧州で越境ECを行う場合に専門家に聞きたい!という方は、越境EC税務専門で100社以上の実績がある小柴税理士事務所様がおすすめです。

 

【小柴健右会計事務所】

http://zeirishi-nara.com/

以上で税務知識と法務知識の最低ラインの記事は終了です。

基本的なことを押さえれば利益が出やすいのでは?と思った人も多いかと思いますので、ぜひとも越境EC、まずは越境ECモールからの出店をしてみてください。

 

投稿者プロフィール

山田 貴弘
山田 貴弘
株式会社グローバルブランド 代表取締役
前職商社でアメリカ駐在をしメーカー商品の北米普及営業に携わる。
越境EC10年以上で現役Amazon、eBay、LAZADA、Alibaba、Cdiscountセラー。
独自開発したShipperMaker(越境EC物流システム)は海外物流システムとしてはアマゾン、アリババ唯一の公式プロバイダー。
オンライン販売だけでなく、オフライン販売や海外展示会出展、現地営業も行う。
現場情報、ノウハウを中心とした輸出セミナー講師として年間10回以上登壇(日本郵便、Fedex、楽天)。

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