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【コロナの影響】グローバルブランドの現状と対策

色々と質問を頂くので、ステークホルダー、お客様が関係する事業のみ軽くまとめてみました。

詳細気になる方は、お気軽に直接お問い合わせください。

 

 ビジネスの供給面における新型コロナウイルスの影響

海外物流事業

貨物キャリアを多く活用するFedex社、UPS社は航空便の運休を受け、貨物積載量に若干不安がある状況。

特にFedex社はUGX(日本郵便社)貨物の受け入れを行っているためか、3/30に国際貨物便キャリア最初の受託不可能(IEのみで現状IPは可能)となった。

多くの自社貨物航空機を保有するDHL社はまだ余裕があるとの事。

3/30現在、貨物便の受け入れは積極的に行っていくとの声明が出されているため、貨物専用機であればスムーズに流れている模様。 なお米国現地物流に関しては、若干の遅れが出ている。

ShipperMaker、及びTNKは3社との契約があり、現状は問題なく稼働。

各商材ごとに状況が異なるため、詳細気になる方はお問い合わせください。

 

 オンライン輸出事業(Amazon、D2C他)

※自社商品及びメーカー委託商品のみ

 

中国生産商品の納品が遅延している状況だが、日本生産は問題なく供給されている状況。

日本生産の食品関係は国内需要が優先され、海外向けは後回しにされ供給が遅れてきている。 (国内品として仕入れるケースは、社会情勢上、非常に速い速度で回転している)

商品開発事業には遅れが出ている。

特に今年一番期待している企画:海外向け旨味パウダーの原料調達、粉砕加工、充填が工場の人員不足により大幅に遅れている。

 

 

海外現地営業(商社事業)

米国において、特にカリフォルニア、ニューヨークの弊社営業マンはまったく営業ができない状況にある。

 

営業先の卸には、営業に来るなとくぎを刺されており、ほぼ何もできない状況下にある。 電話営業においても、全営業マンが同時に電話に切り替えるため、順番待ちといった状況である。

 

 

 ビジネスの需要面における新型コロナウイルスの影響

 

海外物流事業

3/17のAmazon.comの生活必需品以外のFBA納品不可政策により、AmazonFBA納品向けは75%程の減少状態(3/31現在)にある。

3/30に発注推奨の再納品(カテゴリーに関わらず)が可能となる状況となったが、シッピングクオリティ上の関係で100%とまではいかないものの、50%程度の回復見込み。

 

以後、1か月ほどかけ段階的リリースを見せていくと想定。

アマゾン内部とやり取りを進め、最新情報の対応・発信を行っていく。

 

オンライン輸出事業(Amazon、D2C他)

※自社商品及びメーカー委託商品のみ

 

AmazonFBAにおいては、3/17生活必需品以外のFBA納品不可政策になり、多くの貨物の納品が出来なくなった。

しかし食品の需要が高くなっているため、食品おいてはホリデーシーズン以上の売り上げを見せている。

 

3/20頃にFDAチェックが若干厳しくなるものの、現在はスムーズに通っている状況。

 

Amazon.com自体が公開しないものの、適宜必要な商品は納品可能にシステム変更を行っております。

生活必需品の幅も広がっており文具やキッチン用品、化粧品などの納品可能枠も少しずつ拡充してきております。

 

Amazon全商品を人力で確認することは不毛なので、まずは「Restock Inventory(在庫の補充)」に現れた商品から確認する必要がある。

そこから納品可能なカテゴリーを絞り、関連商品の確認を進めていく対応が必要。

 

なおAmazon.comにおいては以下2点もチェックポイントである。 ※新規カタログ登録の場合は可能カテゴリーでも不可 ※Add proから可能カテゴリーを登録した場合は納品可能

 

 

海外現地営業(商社事業)

買い占めの影響を受け、店頭での販売はいつになく好調。

しかし卸デリバリー担当が機能していない部分も多く、店頭の棚に並ぶことが遅れている状況。

 

なお3月に出展予定だったNatural Product EXPO2020が中止になり、

既に8月に出展予定しているFancy Food Show Summer2020も中止が決定している。

(中止理由はイベント会場をコロナ患者の受け入れ先として活用するためとの事)

 

 

 

今後の動向

 

【海外物流事業】

念のため海外物流ロジックの体制見直し、別航空便ルートの確保、海上コンテナの手配に動いていく

現状UPS、DHLは問題なく稼働しており、米国内デリバリーに若干の遅れはあるものの引き続き従来通り稼働。

FedexはUGX(日本郵便)の貨物を積載しているためか、IE再開の見通しが立っていない模様。

 

現実化してほしくないが、最悪のケースは今後の旅客機の運休が更に増し、貨物量が増えることでのUPS、DHLにも影響(最悪、受託不可)が出る可能性がある。

※航空貨物は旅客機に頼る比重が高いため、最後まで残るはDHLと想定 なおヨーロッパにおいては各国内の情勢が深刻なため、先行きが見えない。

 

 【オンライン輸出事業(Amazon、D2C他)】

アマゾンFBAは流動的、その他自社配送は警戒態勢(DHL等エクスプレスを除く)、

予定していた2つのクラウドファンディング(Kickstarter: 2つ MAKUAKE:1つ)は、時期を1か月ずらしてローンチ予定

 

Amazon.comFBAに関しては、今後段階的に納品可能になっていくため、.comにおいては米国の情勢回復待ちとなる。

もちろん米国の状況次第では再度、生活必需品以外FBA納品不可となるケースも想定されるため、できるタイミングでなるべく多くの納品をすることが必要である。

 

eBayその他のエンドユーザー配送に関しては、再送先、配送方法(キャリア)に依存する形で状況が異なってきている。 米国向けは現在郵便(USPS含め)に一部遅れが出ており、クレームが届きやすい状況になってきている。

 

そのため、AmazonにおけるFBMが有利と思ったが、クレームが来やすい状況で、Amazon自体もFBMで送る際は細心の注意を払いアカウントを守るようにと声明を出している状況。 またヨーロッパに関しては、米国以上に届きにくい状況となっているのでFBMの方は注意が必要。

 

 

 

 

【海外現地営業(商社事業)】

一時的に米国営業マンの動きを、企画していた新事業(アート事業)に移行予定

米国において、エリア差はあるがLA近辺では生活レベルは抑えられているものの、混乱は起きていない状況。

ただ不要不急(営業含め)の外出は4月19日から4月末日に変更され、いつ営業が再開できるかわからない状況となっている。 5月からは少しずつ緩和される見通しだが、段階的措置となる模様。

 

詳細気になる方は直接連絡ください。

山田 貴弘

株式会社グローバルブランド 代表取締役。テレ東WBS出演|日経1面掲載|前職で米国駐在4年。海外ビジネス14年。越境D2C商品100sku超。海外流通総額300億円突破。米国コストコ納品。米国Amazon評価10000超。uk4000超。オンラインxオフライン。米国現地営業。グローバル商品開発。営業拠点:名古屋|東京|米国|英国|独国。生産拠点 日本|米国。

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